校長室から

新たなる高度情報化時代を生き抜くために

着任の御挨拶
                               徳島県立小松島高等学校 校長 元山 茂樹

 この度の人事異動で、校長として着任しました元山茂樹(もとやましげき)と申します。昨年度、創立90周年を迎えた歴史と伝統を誇る小松島高校で勤務できますことを、心より光栄に感じております。
 今日の急激な少子高齢化、過疎化、グローバル化や情報化が進む予測不可能な時代において、本校では自ら課題と向き合い解決していくことができるたくましい人材の育成に向け、これまでにも「チャンス チェンジ チャレンジ ~部活・勉強・夢実現~」を合い言葉に、生徒の主体的な学びを推進してきました。また、一昨年度からは「松高『未来のためのまなびプロジェクト』」を立ち上げ、探究的な活動のより一層の充実を図るとともに、生徒一人一人の意欲や可能性を最大限に伸ばす教育にも力を入れているところです。
 さて、今回の世界的な感染症拡大により、テレワークやオンライン会議などに見られるように、様々な社会活動において情報化が急速に進む中で、本県では「徳島県GIGAスクール構想」に基づき、ICT環境の整備が急速に進めらています。これからのSociety5.0時代を生き抜く子供たちにとって、パソコン機能を備えた小型端末は、全ての社会活動において必須アイテムとなってくるためです。既に、本校では電子黒板が整備され、授業や行事などでの利活用が始まっていますが、今年度はさらに高速大容量通信の整備とともに生徒一人一人にタブレット端末が貸与されることになります。これからは感染症等に備えてのオンライン授業のためということだけではなく、日常的に、全ての教育活動で生徒によるタブレット端末の利活用が始まります。
 このことを踏まえ、本校では、このような時代の流れに決して後塵を拝することなく、ICT機器の利活用能力を備え、急激な社会の変化にも柔軟に対応できる創造力豊かでたくましい人材の育成に努めていく所存でございます。どうか、保護者の皆様をはじめ、県内外で御活躍の同窓生の皆様、地域や関係の皆様におかれましては、引き続き温かい御支援や御協力を賜りますようお願い申し上げます。