校長室から

ごあいさつ

令和5年度 着任のご挨拶

 この度の人事異動で、校長として着任いたしました板東 潤(ばんどう じゅん)と申します。歴史と伝統ある小松島高校での勤務できることを光栄に感じると同時に身が引き締まる思いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、新型コロナウイルスにより私たちの生活は一変し、学校の教育活動も制限を受けてきましたが、4月1日からは、学校においても新たなステージへの移行が始まります。感染が終息したわけではありませんが、この間に培った知恵や工夫を生かしながら、先行き不透明な時代を見据えた教育活動への進化を図っていきたいと考えております。生徒一人一人の個性を伸ばし、知徳体の調和のとれた人間性豊かな人財を育成できるよう学校全体で精一杯支援してまいります。 そして、本校の輝かしい伝統を受け継ぎながら、地域に根ざし、地域に愛される学校となるよう努力を続けてまいります。

 今後とも、保護者の皆様をはじめ、同窓生や地域の方々においては本校教育の発展にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年度御挨拶

自分の物語をつくる 
   ~「自分とむきあう力」「人とむきあう力」「世界とむきあう力」の育成を目指して~

                                徳島県立小松島高等学校 校長 元山 茂樹

 令和4年度を迎え、高等学校では1年生から年次進行で新しい学習指導要領が始まります。今回の改訂では、今日の急激に社会が変化し将来の予測が困難な時代において、自ら課題を見いだし解決していくことができる「生きる力」を育むために、学校教育には、生きて働く「知識・技能」の習得、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」の育成、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性等」の涵養が求められています。
 このような時代の流れを受け、昨年6月に県教育委員会より本校に対して「自分の物語をつづっていくキャリア・パスポート『松高・未来のための手帳』や、生徒が教師役となる『生徒授業』、『松原育樹ボランティア』など、生徒主体の活動をとおして、地域の経済活動や社会生活を豊かにする実践力を育成します。」というスクール・ミッションが与えられました。また、本校では松高「未来のためのまなびプロジェクト」において、校訓「自主自律」「親和協同」「日新日進」にちなんで教育方針となるグランドデザインを策定しました。本校では、生徒の皆さんが3カ年の様々な教育活動の中で「自分の物語をつくる」ことをとおして、「自分とむきあう力」「人とむきあう力」「世界とむきあう力」を育成することを目指しています。
 各教科等での探究的な学習による「主体的・対話的で深い学び」の実現、キャリア教育の充実、部活動やボランティア活動など生徒主体の活動の充実、GIGAスクール構想を推進によるICT活用能力の育成、さらには、今年度より新たに導入する学校運営協議会(コミュニティ・スクール)において、学校と保護者の皆様や地域との連携を深め、これまで以上に充実した教育活動が実践できるよう取り組んで参りたいと考えています。
 どうか、保護者の皆様をはじめ、県内外で御活躍の同窓生の皆様、地域や関係の皆様におかれましては、引き続き温かい御支援や御協力を賜りますようお願い申し上げます。

新たなる高度情報化時代を生き抜くために

着任の御挨拶
                               徳島県立小松島高等学校 校長 元山 茂樹

 この度の人事異動で、校長として着任しました元山茂樹(もとやましげき)と申します。昨年度、創立90周年を迎えた歴史と伝統を誇る小松島高校で勤務できますことを、心より光栄に感じております。
 今日の急激な少子高齢化、過疎化、グローバル化や情報化が進む予測不可能な時代において、本校では自ら課題と向き合い解決していくことができるたくましい人材の育成に向け、これまでにも「チャンス チェンジ チャレンジ ~部活・勉強・夢実現~」を合い言葉に、生徒の主体的な学びを推進してきました。また、一昨年度からは「松高『未来のためのまなびプロジェクト』」を立ち上げ、探究的な活動のより一層の充実を図るとともに、生徒一人一人の意欲や可能性を最大限に伸ばす教育にも力を入れているところです。
 さて、今回の世界的な感染症拡大により、テレワークやオンライン会議などに見られるように、様々な社会活動において情報化が急速に進む中で、本県では「徳島県GIGAスクール構想」に基づき、ICT環境の整備が急速に進めらています。これからのSociety5.0時代を生き抜く子供たちにとって、パソコン機能を備えた小型端末は、全ての社会活動において必須アイテムとなってくるためです。既に、本校では電子黒板が整備され、授業や行事などでの利活用が始まっていますが、今年度はさらに高速大容量通信の整備とともに生徒一人一人にタブレット端末が貸与されることになります。これからは感染症等に備えてのオンライン授業のためということだけではなく、日常的に、全ての教育活動で生徒によるタブレット端末の利活用が始まります。
 このことを踏まえ、本校では、このような時代の流れに決して後塵を拝することなく、ICT機器の利活用能力を備え、急激な社会の変化にも柔軟に対応できる創造力豊かでたくましい人材の育成に努めていく所存でございます。どうか、保護者の皆様をはじめ、県内外で御活躍の同窓生の皆様、地域や関係の皆様におかれましては、引き続き温かい御支援や御協力を賜りますようお願い申し上げます。

創立90周年を迎えるにあたって

 昭和6年4月1日に徳島県立小松島高等女学校として開校した本校は、本年度末、創立90周年を迎えます。
 その間、本校を巣立っていった27,000名になんなんとする卒業生は、国内外で活躍されていますが、本年6月22日にはそのうちのお一人、昭和41年にご卒業された 谷本 正幸 さんをお迎えしての記念講演会を予定しています。谷本さんは本校卒業後、東京大学に進学、その後、名古屋大学で長年勤務され、昨年、我が国で開催されたラグビーワールドカップで使用され、東京2020オリンピックでも活用される「多視点テレビ」開発の第一人者となられた方です。
 また、本年10月15日には創立90周年記念式典を行う予定ですが、その中でも、昭和50年に本校理数科の1期生としてご卒業後、関西学院大学に進学、現在、阿波銀行頭取を務められている 長岡 奨 様をお迎えしての記念講演の実施を予定しています。
 このように、本年度は本校にとって一つの節目となる年であり、前述したお二人の卒業生のように自ら未来を切り開き、その分野のリーダーとして活躍されている方々のお話を聞くことで、本校に在籍している生徒の皆さんにとって、将来、同じように未来を自らの力で創造していく人財となっていく契機となるような、そんな1年になればと願ってやみません。。
 この原稿を書いている今は、新型コロナウィルス感染拡大を防ぐための臨時休業が続いており、学校再開後の予定も、いまだ目処が立っていないものが少なくない現状ではありますが、本校職員一同、生徒、保護者の皆様、そして本校を卒業された全ての皆様と心を一つにして、この1年も生徒たちの未来に向け、前向きな気持ちで進んで参りたいと考えております。どうか、本年度も宜しくお願い申し上げます。

         2020年4月  
                                   徳島県立小松島高等学校 校 長 片 山 真 樹

 つくろう!新時代の松高

着任のごあいさつ

 

  この度の人事異動で、校長として着任しました片山 真樹(かたやま まき)と申します。東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される来年には創立90周年を迎える、伝統あるこの小松島高校で勤務できますことを心からうれしく、光栄に感じております。
 折しも、本年度は元号が「平成」から「令和」へと変わり、時代が大きく移り変わっていることを象徴するような年となりました。このように急速に変化を遂げる予測不可能な社会をたくましく生きていく「人財」を育てるため、本校では、これまでにも「CHANCE CHANGE CHALLENGE!」をモットーに、生徒の自主的な活動や挑戦を支援してきています。
 また、昨年度からは「松高 未来のためのまなびプロジェクト」をスタートさせ、生徒一人一人の意欲や可能性を最大限に伸ばしていくための教育改革にも取り組んでいます。
 そのように、未来志向で、活気あふれる「新しい松高」を目指してこられた細川校長先生をはじめとする旧職員の皆様、またその努力を継続している生徒諸君や本校教職員、そして本校教育に惜しみないご支援・ご協力をいただいている保護者の皆さん、地域の方々に深く敬意と感謝の意をお示しするとともに、私もこれからの「新時代の松高」の教育活動によって、「小松島高校の生徒一人一人がそれぞれの力を発揮し、活躍していける未来」が実現されますよう、 微力ではありますが精一杯努めてまいりたいと考えております。  

 どうか、今後とも、小松島高校の教育活動に御理解・御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
  
           
2019年4月1日
                       校長 片 山  真 樹

 

2018 松高「未来のためのまなびプロジェクト」

〈平成30年度のご挨拶〉~チャンス,チェンジ,チャレンジ!~
             松高「未来のためのまなびプロジェクト」
                                          小松島高等学校 校長 細川 眞文
 今年度も松高は,「チャンス,チェンジ,チャレンジ!」を合言葉に,生徒,教職員一丸となって,自らの変革,学校の変革に取り組んでいきます。
 この春,野球部が県大会で準優勝しました。チーム一丸となってつないでいく,最後まであきらめない,不調の時も元気よく,好調の時は冷静に,そういう野球ができるチームに成長していました。決勝戦は接戦で惜しくも負けましたが,負けた気がしません。もうひとつうれしかったのは,春休み中にもかかわらず,たくさんの生徒が応援に集まってくれたことです。仲間が毎日一生懸命練習していることをお互いに知っているから,どの部もお互いの試合を応援に来てくれます。「チーム松高」という雰囲気に,私も心が熱くなりました。
 今年2月に台湾の國立彰化女子高級中学(高校)が来校したときも,生徒は松高ならではの”軍手アート”(本校HPの記事参照)をはじめ,生徒自身の提案による数々の歓迎企画を実行し,台湾の皆さんから,学校を挙げての歓迎ぶりに大いに感激したと言っていただきました。昨年度は,このほか「全校一斉生徒授業」と名付けた,生徒が先生役となって同学年や他学年そして中学校にも出向いて数学の楽しさを伝えるという取組に,全校生徒がチャレンジしてくれました。(徳島県HP徳島教育大綱の記事参照)
 松高生のこのような活躍ぶりをみると,本校の教育目標である「生徒一人一人の可能性を最大限に伸長する教育の推進」の大切さを改めて感じます。やればできる,無限の可能性が松高生にはあります。真面目で明るく,素直な優しい心根が行動になったとき,大きく伸びる力を感じます。
 私たち教職員も,松高生のこのような頑張りを励みに,今年度新たに「松高未来のためのまなびプロジェクト」をスタートさせました。今,高校は,高大接続改革に基づく大学入試改革,そして学習指導要領改訂という大きな教育改革の時を迎えています。社会も,少子高齢化・高度情報化・グローバル化が進み,人工知能AIによる産業構造そのものの質的な変革,さらには地震など大規模自然災害の危機といった予測不可能な時代に向かっています。このような未来を生きる生徒たちに,どのような力を身につけさせるべきなのか,しっかりと考えて学校として教職員一丸となって取り組んでいきたいと考えています。具体的には,主体的・対話的で深い学びの視点から,より能動的で生徒自らが学ぶ意欲を持って取り組む授業を目指して参ります。
 保護者の皆様をはじめ,地域の皆様,そして県内外で御活躍の同窓の皆様,どうぞこれからも本校校育に御理解と御支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
                                                        

松高生の活躍~チャンス・チェンジ・チャレンジ~

〈平成29年度のご挨拶〉    松高生の活躍
                        ~チャンス,チェンジ,チャレンジ!~
                                                  小松島高等学校 校長 細川 眞文
 今年度も松高は,「チャンス,チェンジ,チャレンジ!」を合言葉に,生徒,教職員一丸となって,自らの変革,学校の変革に取り組んでいきます。
 昨年度初めてこの言葉を松高のスローガンにして,松高生および教職員一人ひとりが行動指針としてきました。まず生徒が,本当に素直にこの言葉で自らを鼓舞し,行動してくれました。運動部・文化部ともに幅広い活躍で例年以上に表彰回数が増えました。また,学習面でも,放課後の自主学習室で勉強し,目指す進路に向かって粘り強く取り組む生徒が増えました。とりわけ,生徒の積極的な校外活動には目を見張るものがありました。熊本大地震の被災地への募金活動は,いちはやく生徒会から全校生へ,そしてPTA総会の場から地域にまで広がりました。八十八ヶ所霊場立江寺でのお接待や小松島市のイベントスタッフのボランティア,防災関連研修への参加など,多岐にわたって活躍する生徒が増えました。
 こうした活動の下地として,本校が18年前から続けている「横須海岸の松原育樹ボランティア活動」があります。木を育てるという長い年月を要するボランティア活動を始められた当時の生徒と先生方の英断に心から感謝しています。昨年度このボランティアへの参加率は過去最高の67%に達し,196名の生徒が年間5回以上ボランティアに参加してボランティア認証を授与されています。環境大臣表彰も受賞し,枯渇寸前の松原を振り仰ぐ高さの松原まで育ててきたという学校の誇りが,生徒の心に地域のために誰かのために自分にできることをしようというボランティア精神を育てています。
 18歳選挙権を得たことを機に,本校では国政に見立てた生徒会役員選挙を行っていますが,当選した生徒会役員は,学校をきれいにするという公約を実行し,この春,有志で除草作業や草花のプランター配置などを行って,新入生を歓迎してくれています。しかも草花の苗の購入費用は、毎週木曜日に全校生徒がカン・ペットボトルなどのリサイクル活動を続けて貯めたものであることに感心します。
 松高生のこのような活躍ぶりをうれしく思うとともに,私たち教職員も松高生の頑張りを励みにして,一層進化した教育活動を目指して変革に躊躇せず,全力で努力していく決意です。松高教育の最大の強みである,生徒一人ひとりの可能性を引き出し,最大限に伸ばす教育を今後も推進してまいります。 
 保護者の皆様をはじめ,地域の皆様,そして県内外で御活躍の同窓の皆様,どうぞこれからも本校校育に御理解と御支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。                                                        

校長あいさつ「チャンス、チェンジ、チャレンジ!」

           チャンス、チェンジ、チャレンジ!
                     小松島高等学校 校長 細川 眞文

 本年度、小松島高等学校に着任いたしました 細川 眞文(ほそかわまふみ) です。1年ぶりに帰って参りました。平成25・26年度には、教頭として大変お世話になりました。2年間の在職中には、松高の幅広い教育活動と生徒達のそれに応える活躍ぶり、とりわけ学力の伸長、部活動やボランティア活動の熱心さ、松高祭を始めとする学校行事の盛り上がり、卒業式の校歌の大合唱等多くの感動を経験し、私は松高が大好きになりました。
 再びその松高に帰ることができましたことを本当にうれしく思っています。
この上は、松高の生徒達のために、より良い学校にするために、教職員とともに全力で努力していく決意です。どうぞよろしくお願いいたします。


 平成28年度、松高は「チャンス、チェンジ、チャレンジ」(※)をスローガンにしています。昨年度のキャッチフレーズ「欲ばりハイスクール」は、様々な分野に幅広く活躍する松高の姿そのものを言い得たものでしたが、今年度の「チャンス、チェンジ、チャレンジ」は、松高生および教職員一人ひとりが、自らの心に言い聞かせて取り組もうとする行動指針とも言うべきものです。
 つまり、「好機を捕らえて可能性を見いだし、変革に挑む!」という意気込みを表明しています。松高の最大の強みは、生徒一人ひとりの潜在能力を引き出し最大限に伸ばす、という点にあると私は思っています。
 昨年度策定された「徳島教育大綱」では、「とくしまの未来を切り拓く、夢あふれる「人財」の育成」を基本方針として掲げています。平成28年度、小松島高校に在籍する652名の生徒一人ひとりは、徳島の未来を担うかけがえのない徳島の宝です。この生徒達が、松高の教育活動を通して自分自身の潜在能力に気付き、自分の夢に向かって努力し、やがて徳島の活性化とさらなる発展に貢献してくれる人財へと成長してくれることを願ってやみません。


 今年度、松高は「チャンス、チェンジ、チャレンジ」を合い言葉に、生徒、教職員一丸となって、自分自身の変革、学校の変革に取り組んでいきます。
 保護者の皆様をはじめ、地元小松島および県内外で御活躍の同窓の皆様、そして地域の皆様、どうぞこれからも本校校育に御理解と御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
               
              ※生徒・教職員に募集し集まった言葉の中から投票で選ばれた言葉です。