2018 松高「未来のためのまなびプロジェクト」
〈平成30年度のご挨拶〉~チャンス,チェンジ,チャレンジ!~
松高「未来のためのまなびプロジェクト」
小松島高等学校 校長 細川 眞文
今年度も松高は,「チャンス,チェンジ,チャレンジ!」を合言葉に,生徒,教職員一丸となって,自らの変革,学校の変革に取り組んでいきます。
この春,野球部が県大会で準優勝しました。チーム一丸となってつないでいく,最後まであきらめない,不調の時も元気よく,好調の時は冷静に,そういう野球ができるチームに成長していました。決勝戦は接戦で惜しくも負けましたが,負けた気がしません。もうひとつうれしかったのは,春休み中にもかかわらず,たくさんの生徒が応援に集まってくれたことです。仲間が毎日一生懸命練習していることをお互いに知っているから,どの部もお互いの試合を応援に来てくれます。「チーム松高」という雰囲気に,私も心が熱くなりました。
今年2月に台湾の國立彰化女子高級中学(高校)が来校したときも,生徒は松高ならではの”軍手アート”(本校HPの記事参照)をはじめ,生徒自身の提案による数々の歓迎企画を実行し,台湾の皆さんから,学校を挙げての歓迎ぶりに大いに感激したと言っていただきました。昨年度は,このほか「全校一斉生徒授業」と名付けた,生徒が先生役となって同学年や他学年そして中学校にも出向いて数学の楽しさを伝えるという取組に,全校生徒がチャレンジしてくれました。(徳島県HP徳島教育大綱の記事参照)
松高生のこのような活躍ぶりをみると,本校の教育目標である「生徒一人一人の可能性を最大限に伸長する教育の推進」の大切さを改めて感じます。やればできる,無限の可能性が松高生にはあります。真面目で明るく,素直な優しい心根が行動になったとき,大きく伸びる力を感じます。
私たち教職員も,松高生のこのような頑張りを励みに,今年度新たに「松高未来のためのまなびプロジェクト」をスタートさせました。今,高校は,高大接続改革に基づく大学入試改革,そして学習指導要領改訂という大きな教育改革の時を迎えています。社会も,少子高齢化・高度情報化・グローバル化が進み,人工知能AIによる産業構造そのものの質的な変革,さらには地震など大規模自然災害の危機といった予測不可能な時代に向かっています。このような未来を生きる生徒たちに,どのような力を身につけさせるべきなのか,しっかりと考えて学校として教職員一丸となって取り組んでいきたいと考えています。具体的には,主体的・対話的で深い学びの視点から,より能動的で生徒自らが学ぶ意欲を持って取り組む授業を目指して参ります。
保護者の皆様をはじめ,地域の皆様,そして県内外で御活躍の同窓の皆様,どうぞこれからも本校校育に御理解と御支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。