松高ライフ☆令和5年度

数学科 「問題づくり」×「生徒授業」×ICTで生徒の学びに向かう力を伸ばす授業実践

3年理系クラスⅠAコースではスクールミッションである「生徒授業」の手法で学習を進めています。

また、思考力育成のために「問題づくり」の手法を取り入れています。

今日はクイズアプリ「kahoot!」を用いた「ちょこっと問題づくり三角比ワークショップ」

の研究授業をおこないました。

 

1時間目

本時の目標は

 

生徒授業で担当した問題を起点にして、

①日常生活の場面に立ち返って問題を発見し、(世界とむきあう)

②クイズという「学びを楽しむ」ための表現につくりかえ、(人とむきあう)
③単元の学習内容を振り返る(自分とむきあう)
ことを通して、自分の学びへの意識を高めることです。

 

まずは[kahoot!]で三角比の学習内容をふりかえるクイズに参加します。

 

 

次にグループになって自分が生徒授業で担当した問題をふりかえります。


どの問題を原問題とするか決め、クイズ形式の問題につくりかえ、代表者がclassiに入力します。

classiで問題を提出することで、問題に使いたい画像添付して提出できます。

画像は手書きでもOKとしましたが、Metamoji classroomを用いて図形を描く生徒もいました。


クイズ大会で問題の解説者を決め、解説を考えます。 

 

うまく伝えられるように工夫して解説を考えていました。

 

授業後にclassiで提出された問題を、教員がkahoot!でクイズ形式に集約します。

 

 

2時間目

前回の授業でつくった問題でクイズ大会をおこないます。

 

好きなキャラクターにアクセサリーをつけたりして、自分とわかるようニックネームをつけて参加します。

問題を解き、正解発表のあとには担当の生徒が黒板を使って解説をします。

くりかえし三角比の相互関係や、180°ーθ、90°ーθなどが登場したことで

三角比の問題にも慣れ、単元の内容の理解も深めることができました。

 

最後にclassiアンケートでワークショップのふりかえりをおこないました。

 

授業を参観していただいた先生方からは

・クイズという形を導入することで、盛り上がらせたい、どのレベルにするか、などいつもと違う視点で問題づくりに取り組めていた

・志望校の過去問題集を開くなど、自分事におきかえられていた

・生徒が楽しそうに取り組めていた。自分も授業でつかってみたい

・三角比を記号の計算と捉えるのでなく、性質を理解して解こうという姿勢が見られた

 など、貴重なご意見もたくさんいただくことができました。

 

今回は単元のまとめに、気軽に「問題づくり」に取り組める授業として、

「問題づくり」×「生徒授業」×ICTで学びに向かう力を伸ばす授業をおこないました。

次回の「問題づくり」の研究授業は、

7月10日(23HR数学B・数列)、7月11日(3年理系クラス・三角比)を予定しています。