松高ライフ☆令和5年度

数学科 単元三角比における「問題づくり」研究授業

3年理系クラスⅠAコースで単元「三角比」における「問題づくり」研究授業をおこないました。

この授業の目標は

① 三角比の単元の内容をふりかえること(知識及び技能)(自分とむきあう)

② 自分の日常生活の中から問題を発見し、学習内容を活用して解決すること(思考力・判断力・表現力等)(世界  とむきあう)

③ 他者の意見を聞いて自分の課題に生かすこと(学びに向かう力・人間性等)(人とむきあう)

の3つです。

各場面でこの目標を意識しながら取り組みました。

 

まず原問題を解決します。

 

ワークシートはメタモジで配布され、お互いに見られるようになっています。

21°のタンジェントを使うのでその値が必要ですが、

それぞれ参考書の三角比の表のページから必要な値を抜き出して使えていました。

 

この問題の目的を考えるため、解いた問題にタイトルをつけます。

それぞれのタイトルがつけられていました。

 

次にかえられるところはないか、考えていきます。

なぜその値にしたのか、何を求めたいのか考えながら問題づくりをおこないます。

次につくった問題を共有し、どこがよかったか観点を考え、評価ルーブリックをそれぞれが作成します。

「オリジナリティ」「タイトル」「解答」以外に「現実的な問題か」などの観点を見つけられた生徒がいました。

松高ルーブリックにあわせて、レベル1~3で評価していきます。

他者の意見を取り入れ、自分のつくった問題が少しでもレベルがあがるように

かえられるところはないか考え、仕上げていきます。

 

最終的に提出された問題には

高さの分かっているもの(富士山やスカイツリーなど)から

見上げた角度を求める問題、

対象物までの距離を求める問題、

2カ所の地点からの角度を利用して高さを求める問題

自分の家の高さを求める問題など、工夫がみられる問題がたくさんできました。

何より、生徒たちは主体的に取り組んでおり、学びの自走を感じられる授業となりました。