数学科 単元三角比における「問題づくり」研究授業
3年理系クラスⅠAコースで単元「三角比」における「問題づくり」研究授業をおこないました。
この授業の目標は
① 三角比の単元の内容をふりかえること(知識及び技能)(自分とむきあう)
② 自分の日常生活の中から問題を発見し、学習内容を活用して解決すること(思考力・判断力・表現力等)(世界 とむきあう)
③ 他者の意見を聞いて自分の課題に生かすこと(学びに向かう力・人間性等)(人とむきあう)
の3つです。
各場面でこの目標を意識しながら取り組みました。
まず原問題を解決します。
ワークシートはメタモジで配布され、お互いに見られるようになっています。
21°のタンジェントを使うのでその値が必要ですが、
それぞれ参考書の三角比の表のページから必要な値を抜き出して使えていました。
この問題の目的を考えるため、解いた問題にタイトルをつけます。
それぞれのタイトルがつけられていました。
次にかえられるところはないか、考えていきます。
なぜその値にしたのか、何を求めたいのか考えながら問題づくりをおこないます。
次につくった問題を共有し、どこがよかったか観点を考え、評価ルーブリックをそれぞれが作成します。
「オリジナリティ」「タイトル」「解答」以外に「現実的な問題か」などの観点を見つけられた生徒がいました。
松高ルーブリックにあわせて、レベル1~3で評価していきます。
他者の意見を取り入れ、自分のつくった問題が少しでもレベルがあがるように
かえられるところはないか考え、仕上げていきます。
最終的に提出された問題には
高さの分かっているもの(富士山やスカイツリーなど)から
見上げた角度を求める問題、
対象物までの距離を求める問題、
2カ所の地点からの角度を利用して高さを求める問題
自分の家の高さを求める問題など、工夫がみられる問題がたくさんできました。
何より、生徒たちは主体的に取り組んでおり、学びの自走を感じられる授業となりました。