防災教育・防災クラブ

2015年11月の記事一覧

本校初!避難所生活体験訓練

 11月2日(月)の夜から3日(火)の朝にかけて、災害により本校に避難したという想定で生徒と職員が泊まり込みました。北校舎の理科室を宿泊場所として、夕食はアルファ米だけ、朝食はカンパンだけ、寝るときは段ボールとブランケットだけという条件で実施しました。防災クラブや一般生徒から希望者を募りましたが、ちょっと過酷な内容だったので男子8名と教員1名のみの参加となりました。
 19時頃から生徒が集まり始めました。まずすることは、とりあえず温かい食事です。沸かした湯を米に注ぎ、軟らかくなった米を一緒に食べました。次は段ボールで寝床の作製です。事前に量販店からもらってきた箱をつぶして床に敷き詰め、すき間をテープでふさぎました。また、風よけのカベも作りました。8人程度が寝られるスペースを作るのに1時間半くらいかかりました。その後、ブランケットを渡して全員がくるまって寝転がりました。
 なかなか寝付かれなかったようで、翌朝は全員が赤い目をしていました。1人に付き1.5Lの保存水をもっていたので、それと缶に入ったカンパンを食べました。その後、段ボールを古紙回収にまわし清掃後に感想を書いて今回の行事を終了しました。
 さて、いくつかわかったことがあります。段ボールを敷くことにより床の冷気がほぼ遮断され、比較的暖かかったです。また、上からかぶせる「ふた」がなくてもそう寒くはありませんでした。一方で、ブランケットには断熱性があり持ち運びには便利ですが、軽すぎて逆に眠りにくいとか寝返りするとカサカサしてうるさいという意見もありました。避難所に備蓄するなら薄くても毛布がよいと思われました。
 結局のところなかなか眠れず、睡眠時間が1~3時間くらいしかありませんでした。幸いにして体調を崩した生徒はいませんでしたが、身体は疲労困憊して、この状況があと数日続けば調子が悪くなる生徒が出てくると思います。今後の課題となりました。 

平成27年度第2回防災避難訓練

 今年も2学期中間考査の最終日に、南小松島幼稚園とひかり保育園と合同で避難訓練を実施しました。今回は小松島市が別の訓練をするとのことだったので、地域住民の方が来られなかったのが残念でした。一方で、参加者は職業体験中の小松島中学生を含めて900名余りとなりました。
 11時15分に南海地震が発生し、その40分後に津波が押し寄せるという想定でした。毎年何度もくり返し行っているためだいぶん手慣れてきた様子で、3校の児童・生徒・職員ら全員が避難を完了したのが25分後でした。また、本校生徒だけなら10分とかからず避難できていました。今後もこうした活動を続けていざというときのために行動できるようにしておきたいです。

H27 みなとオアシス防災訓練


 11月7日(土)小松島市のみなと交流センターkocoloで行われたみなとオアシス防災訓練に、本校防災クラブ生徒13名と教員3名が参加しました。ロープワーク訓練では避難誘導や人命救助に役立つロープの結び方の実践や、被害想定などの情報提供、応急手当訓練では、三角巾を使った応急手当の方法や、毛布を使った担架、AED訓練など、盛りだくさんの内容で興味深く、防災クラブ員として貴重な訓練ができました。
 今日学んだことを各クラスに伝え、地域の防災拠点校としてがんばっていきたいと思います。