2019年1月の記事一覧

小松島歴史クラブ「NIPPON」探究スクール事業2年目の報告

香川県1泊2日の研修は,あっという間に終わりました。公共交通機関を利用した,車社会に慣れた私たちには大変な所もありましたが,いろいろな人と出会い,初めて見たものに生徒たちそれぞれが,いろいろな思いを持ちました。丸亀城からみた「讃岐富士」のすばらしさや,丸亀城の石垣と天守閣の建築技術のすごさなど,初めての経験ばかりでした。琴平町は標高が少々高くて,気温が低く寒くてたまらない中で食べた「金比羅うどん」のおいしさ。など,旅の醍醐味を体験してきました。                     
                       
 今回の研修で,事前に配慮をしてくださった小松島西野家の元執事であった時本さん,ありがとうございました。  

小松島歴史クラブ「NIPPON」探究スクール事業2年目の報告

研修2日目 最後の研修場所へ


    昼食後,丸亀駅から丸亀港へ向かってフィールドワークの開始です。丸亀港は,金比羅詣での参拝客が船で押し寄せ非常に賑わった金比羅街道の通り道です。生徒たちと,その道を港まで歩きました。商店街は何とほとんどがシャッター街になっており,小松島を思い起こしました。モータリゼーションの波がここにも押し寄せていたことが実感できました。港近くの公園から100メートル先に「助け灯籠」があり,当時はこの灯籠が金比羅詣での人たちの灯台となっていたことが感じられました。 
「助け灯籠」から200メートルあまり歩くと,「うちわの港ミュージアム」が見えてきました。ここが研修最後の場所です。空が曇空で今にも雨が降りそうになってきました。丸亀市はうちわの生産量が日本一の生産量を占める町です。私たちも早速うちわ作りに参加しました。

                                          

小松島歴史クラブ「NIPPON」探究スクール事業2年目の報告

研修2日目 丸亀城へタクシーにて向かいました。午前9時からガイドさんを依頼して 
      いました。今日はどんなガイドさんとお会いできるか楽しみでした。 

   
             丸亀城は昨年の豪雨災害で,石垣の一部が崩壊し,「日本一の石垣」と異名をもつ風情が少々なくなっており,残念でした。丸亀市長は「5年間で修理を終える」と宣言したらしいですが。頑張ってください。写真右側が,石垣の様子を写したのですが,ドンドン上へのぼるにつれて,体が反り返り,地上に落ちてしまう構造です。石垣の中には,刻印石があり,それを見つけながら,急勾配を天守閣へと歩いていきました。この城の印象は,一言で言えば[要塞]です。天守閣でこの城の役割がわかりました。丸亀は瀬戸内海が一望できる場所だからです。幕府が建築資金を融通してくれたのは,一重に瀬戸内海の防御のためであったことがわかりました。
丸亀城の続きです。また偶然にも珍しい風景をみました。お堀の水を抜いていました。初めて見ました。今年になってお正月のテレビ番組でその様子が放映されていて,興味深く見ました。[日本100名城]の78番目の城であり,生駒ー山崎ー京極氏へとバトンタッチをしていった様子がよくわかりました。
 この後,丸亀駅へ移り昼食をとりました。地元のおいしいものを食べようと生徒と一緒に入ったお店が鳥料理の「一鶴」です。鶏飯と一緒に舌鼓をうちました。

小松島歴史クラブ「NIPPON」探究スクール事業2年目の報告

 「西野金陵」がまだ続きます。 江戸時代後期に西野家は,多角経営に乗り出します。


        この2枚の地図は,青色の部分が「西野金陵」の支店で,黄色の部分は「化学事業部」の位置である。「化学事業部」は屋号を[才」という。

   第弐庫の酒蔵です。                                     
 「金陵」の酒造りは,現在は多度津工場にあり機械化された酒造りが行われています。


 工場を案内していただいたのは,副工場長の竹内さんです。遅くまで熱心に説明をしていただき,本当にありがとうございました。酒造りにかける情熱がひしひしと伝わってきました。機械化と人間の経験値そして知恵をコラボし,良い相乗効果を生み出していることがわかりました。年齢に関係なく,どこまでも勉強を続けようとする竹内さんの生き方は,これから夢を実現しようとする,生徒たちに勇気を与えてくれました。本当にありがとうございました。この後,丸亀市へ移動しました。  

小松島歴史クラブ「NIPPON」探究スクール事業2年目の報告


 平成30年15日(土)・16日(日)に1泊2日の研修旅行へ行ってきました。今回は,小松島の西野家の本拠地をめざし,香川県琴平町を1日目に訪問しました。お昼前に琴平町に到着し,江戸時代の元芝居小屋「金丸座」を見学しました。ガイドの二頭さんに熱心に説明,見学させていただきました。標高が少し高いこともあり,小屋の中はとても冷え冷えとしていました。歌舞伎役者がほれこんだ,この芝居小屋はとてもすばらしく,実際に歌舞伎を観劇したいと思いました。二頭さん,ありがとうございました。 

午後から「金陵の郷」を訪問しました。ガイドの波田さんがじっくりと「西野金陵」の成立から会社の方針と社員教育など,熱心に説明を開始しました。博物館では,昔の酒造りから始まり,今の酒造りまで2時間以上かけて研修をうけました。酒造りに切磋琢磨してきた歴史や,お客様を大切にされる会社の様子など,人間の根源を揺さぶられる話がたくさんありました。